• instagram
  • facebook
  • Spotify
  • AppleMusic

MUSIC×WINE

MusicSelector


和久井沙良
(ミュージシャン)

じっくり自分自身と語り合いとき。魂を浄化したいとき。そんなときにそばにおいてほしい音楽をイメージしてワインをセレクトしました。

    

Memory &|和久井沙良

“ 聴くと香りがしてくるような音楽は私の人生に彩を与えてくれる。ここに挙げられた曲たちは私の人生と密接に繋がりあっていて、再生すると波形を通してほのかな記憶と共に音楽が体内へ流れ、気持ちを落ち着かせる。 ”

リンクはこちら

※15曲目の「Hang Gliding」Maria Schneiderは、AppleMusic未配信となっております。

和久井 沙良(Wakui Sara)

作曲家 鍵盤奏者。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。
3歳よりピアノを9歳より作曲を始める。
2022年には自身のソロプロジェクトSara Wakui & Spice Rhythmの活動を始動。同年3月に初となるリーダーライブを丸の内COTTON CLUBにて開催、ソールドアウトとなり一躍注目を集める。
2022年12月に自身初のアルバム 「Time Won't Stop」をリリース。

リンクはこちら リンクはこちら リンクはこちら

このプレイリストのフィーリング

  • じっくり

Recommended Wine

  • じっくり

白)マティス トスカーナIGT 2022 / ポデーレ ラ チェッレータ

白)マティス トスカーナIGT 2022 / ポデーレ ラ チェッレータ

3850 円

  • じっくり

赤)ガメイ・ピュール・ジュ 2020 / ヴィニョーブル・ペルラン

赤)ガメイ・ピュール・ジュ 2020 / ヴィニョーブル・ペルラン

4730 円

  • じっくり

  • まったり

ロゼ)エルサシッシュ イズ ボンビッシュ ロゼ 22&23 / クリスチャン・ビネール

ロゼ)エルサシッシュ イズ ボンビッシュ ロゼ 22&23 / クリスチャン・ビネール

4840 円

  • じっくり

  • しっとり

白)ザチンタ・レヴィ 2022 / フィーコモンタティーノ

白)ザチンタ・レヴィ 2022 / フィーコモンタティーノ

4180 円

選曲解説



1.「午後のパノラマ」KIRINJI 2002
朝方、近所の坂道を歩いていた頃ふと聴いて記憶に残っている曲。和声が美しい。
歌と詩が素直に混ざり合い独特の世界観をはなつ。その世界に虜になった自分はしばらくこの曲の魔力から逃れられなかった。
免許センターに通っていた頃によく聴いていた。
初夏の風がとても気持ちよく今でも感触を覚えている。


2.「Close to Home」Lyle Mays 1986
部屋を暗くして、この曲を聴いてとことん落ちるところまで落ちて、気持ちを落ち着かせて明日もまた頑張るんだよと、大切な友人に教えてもらった。
それからこの曲は常備薬のようなもの。


3.「Salt」Haux, EMBRZ 2021
通っている美容室で流れていてShazamしてからよく聴く曲。明るい気持ちにしてくれる。
フォトグラファーでありトラックメイカーでもあるHauxの作品は自然の雄大さを感じさせ
てくれる。MVも必見だ。


4.「森の言葉」MARTER 2014
MARTERの曲はオアシスだ。自然に戻してくれる。都会にいると忘れてしまう感覚。
森林浴だ。


5. 「Ponta de Areia」ウェイン・ショーター1975
言うまでもなく名曲。色褪せないとはこのことだ。なんて正直な音なんだろう。


6.「Sour Flower」リアン・ラ・ハヴァス 2020
沖縄に旅行へ行った時に好きなコーヒースタンドで流れていたのがこの曲との出会いのきっかけ。
自然なギターのフレーズが体内にスッと染み込み、心地が良い5拍子が私の魂を揺さぶった。海の匂いがする。


7.「THE ONE」INJI 2023
踊りたくなる曲であり、お腹を抉られるような声の帯域と微妙にハイピッチな調律がたまらない。


8.「Insides」Virtual Riot 2019
音が触れる。ぷにぷにしていたり、硬くて痛かったり、ツボを押されるような感覚で気持ちが良い。
音が波形であることを、これでもかというほどの解像度で見せつけてきたと思ったら、温かみのあるローズの音。
Shimmer リバーブのかかったコンコンとした音。
音楽のなかで存在することを彼によって意味づけられた波形たちが生きている。
音は彼自身なのだろう。勝手な憶測。


9.「左の種」 downy 2014
2022年にdownyを初めて見た時の衝撃を今でも忘れられない。プロジェクションと轟音。
視覚と聴覚の伝達を通して脳に懐かしい衝撃を与えてくれた。高校時代によく出てきたライブハウスの匂いがする。こういう絶望の底につきおとされるような悲しい音楽が私をいつも救ってくれる。


10.「Whirlpool」arauchi yu, Julia Shortreed
盛大な音楽の実験であり、美しい音たち。個々の人間の出す音が混ざり合う美しさ。アンサンブルが恋しくなる。創作意欲を湧き立ててくれる音楽である。


11.「HORSMAN DRIFT ROMANCE」ODD Foot Works
Pecoriさんの紡ぐ詩が優しく撫でてくれるようで心地よい。


12.「1619Hz」chouchou
美しい構成。ラジオのアナウンスが些細な事故から狂気に変わり壊れていく世界。
トラックが私の奥底にある寂しさを抉り出してくれる。
この音を浴びると東京に生きていることを実感する。


13.「All Blues」Redeyes 2018
朝に起きて聞きたい曲。日差しを感じる。


14.「prose-op.1」梅井美咲 2023
好きなのには本当にたくさんの理由がある。
彼女特有の素晴らしい人間性と音楽の神が味方についた透明な音。
これらがどうしようもなく身体に響く。
ありがとうと言いたくなる音楽。


15.「Hang Gliding」Maria Schneider 2020
マリアシュナイダーは創作の厳しさを教えてくれる。身が引き締まる。
こんな音楽が作りたい。


16.「A」竹村一哲 2021
この曲に出会ったのは中学生の頃だっただろうか。
板橋文夫さんのライブで一目惚れした曲。CDを買って実家のプレイヤーで目を瞑り聴いた思い出。
板橋さんバージョンのAは確か14分ほどあった。とてもあっという間だった。
大好きな曲。竹村さんカルテットバージョンもとても良い。
全員が心地よく楽器を奏でている。安心する。